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宇多田ヒカルの “Automatic” と “Time will tell” を聴いている。
Time will tell
Time will tell の歌い出しは次のようになっている。
ないたって
なにもかわらないって
これに、「だれだって/そんなつもりで/なくんじゃないよね」というフレーズを付け加えると、明らかに「な」で頭韻を踏んでいると言えるだろう。
続きを聴くと、
なやんだって
しかたないよ
(中略)
このながい Runway からあおぞらへ Take off!
やはり頭韻になっているな、ということがわかる。
また、”Automatic” の歌い出しでは、
「ななかいめの べるで じゅわきをとったきみ/
なまえをいわなくても/すぐこえで/わかってくれる」
さて、頭韻とは何か?
頭韻とは
頭韻とは、ある文節の頭どうしが、
- 同じ子音のとき
- もしくは同じ母音のとき
- もしくは同じ母音かつ同じ子音であるとき
のことをいう。
このようにぼくは定義している。
文節について理解したければ今回は調べてくれ。
緩やかなライム
ライムとは、「音が似ているので、似ている性質を使って並べてみた」みたいな理解でいいと思う。
たいむ うぃる てる
じかんが たてば わかる
英語の「Time will tell」というフレーズと、「じかんがたてばわかる」というフレーズは一聴してどこかライムしている感じはわかると思うんだけど、実際にはこうなっている。
あとは、「じかんが/わかる」というライムもある。
続けて、
くらい(Cry) だから そんな あせらなくたっていい
というふうになっています。
何かご質問があればどうぞ。
ピングバック:作詞法:宇多田ヒカル「time will tell」とバップライティングのすすめ | Lyrics Theory