観察
おとしてしまう
ここに「し・て・し」が現れる。「て」を対称の中心として、「し」が両側に置かれる。
この配置には二通りの説明が立つ。
説明A:「て」の1音を挟んで「し」音が2回反復する。時間の前進にともなって体験も前進し、それに対して反復が認知される。
説明B:「て」の1音を対称の中心に「し」音が直ちに回帰する。反復を認知した瞬間に、レコードを逆回転させるように、時間の逆行に似た経験として対称を認知する。
どちらも仮説にとどまる。認知の水準はこの形式に対するオプションであり、記述の本体は形式の側にある。
その上で僕はB説を採りたい。さらに、反復までに時間がかかるほど、説明Aに近づいていく。
