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椎名林檎『正しい街』:行末における /n/ 子音ピボット

pivot種 (seed)最終更新: 2026-08-06
図: 椎名林檎『正しい街』:行末における /n/ 子音ピボット

歌い出しの行末で、/n/ が三度続けて反復の軸となる。

ただしかったのにね

「正しい街」 / 椎名林檎 / 作詞: 椎名林檎 / 1999

子音は /n/ に固定され、母音のみが o - i - e と動く。

補足的観察

行内には先行して /n/ が現れている。

あのひとびだした このまちときみがただしかったのにね

「正しい街」 / 椎名林檎 / 作詞: 椎名林檎 / 1999

時間的に離れているため、示唆に留める。ただし「あのひと」と「このまちと」は明確に文法的な対応をもって紐づけられており、対句表現をなす。分節は複雑で、「あの・ひ・とびだした」「この・まち・と」となる。そこから「の」の音が引き出された可能性はある。

同じ行には、/t/ とその有声音 /d/ を軸とする別のピボットが走っている。

曲全体を通して、な行の音の広がりを聞き取っていくべきである。今回は行っていない。