歌い出しの行末で、/n/ が三度続けて反復の軸となる。
ただしかったのにね
子音は /n/ に固定され、母音のみが o - i - e と動く。
補足的観察
行内には先行して /n/ が現れている。
あのひとびだした このまちときみがただしかったのにね
時間的に離れているため、示唆に留める。ただし「あのひと」と「このまちと」は明確に文法的な対応をもって紐づけられており、対句表現をなす。分節は複雑で、「あの・ひ・とびだした」「この・まち・と」となる。そこから「の」の音が引き出された可能性はある。
同じ行には、/t/ とその有声音 /d/ を軸とする別のピボットが走っている。
曲全体を通して、な行の音の広がりを聞き取っていくべきである。今回は行っていない。
