1-B に、/k/ と /t/ だけでできた並びが3度現れる。
なかない「こと」を「ちかった」まま 「とき」はすぎ
A を /k/、B を /t/ とする。
- こと ── A B
- ちかった ── B A B(「っ」は子音を持たない)
- とき ── B A
さきに「こと」で AB が出る。次に「ちかった」で BAB が出て、最後に「とき」で BA が出る。
「こと」で AB が現れたあとに「とき」で BA が現れるので、この2つのあいだには倒置(retrograde)が働く。
あいだに置かれた「ちかった」の BAB は、「か」を軸として BA と AB が接合した形である。共通する音を軸に持つ倒置の複合であり、対称形にあたる。
「ちかった」の頭2音 BA と「とき」の BA は同順である。こちらは並行(parallel)になる。
「ち」は破擦音だが /t/ として数える(音素ベースの記述方針)。
